ひどい吹雪の日
暖かい部屋の 暖房の傍で
窓から荒れ狂う天気を眺めている所を
絹よりも滑らかな刃で ふいに刺してほしい
痛覚がないまま
うとうとしたまま
静かに血を流して
眠りに落ちるように絶命したい
買ったばかりの服を着て
買ったばかりの家具を眺めて
退廃的な曲を聞きながら
何かを思いながら
涙を流し終わってから
空腹感のないうちに
誰かが来る前に
電話が鳴らないうちに
日が落ちる前に
ひどい吹雪の日
暖かい部屋の 暖房の傍で
窓から荒れ狂う天気を眺めている所を
絹よりも滑らかな刃で ふいに刺してほしい
痛覚がないまま
うとうとしたまま
静かに血を流して
眠りに落ちるように絶命したい
買ったばかりの服を着て
買ったばかりの家具を眺めて
退廃的な曲を聞きながら
何かを思いながら
涙を流し終わってから
空腹感のないうちに
誰かが来る前に
電話が鳴らないうちに
日が落ちる前に