はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

手のひらで

僕を温めて下さい
冬の部屋にあるストーブのように
線路に飛び込むのを思い止まる日々
僕を温めて下さい
あなたの手のひらが
僕を強くする時がある
あなたの声や言葉が
僕を明るくする時がある


長い間、ずっと僕は飢えている
求めても得られなかったものに、僕はずっと飢えている
僕が生きている空間、
僕が生きている世界は
頭の中の景色や音の中にある
それがもし理解できたなら
あなたは僕がずっと飢え求めていた
僕の仲間だ
それがもし理解できたら
その手で その声で 僕を温めて下さい