はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

無理解

詩を書けば書くほど
仕事ができなくなる
仕事をすればするほど
詩が書けなくなる


理解なんかできないだろう
障害だらけの俺なんか
健常者の方が多いこの世界
仕方がないことだ
迷惑をかけなくても済むようになるまで
自分という屈辱に耐え続けるしかないだろう


ただ
弱い人間を馬鹿にする奴は
人間として
生き物として
最低のぼんくらだ


俺には長い時間をかけて
あり余るほどの甘えが必要だ
でもそんなものは得られない
ストレスと絶望との葛藤だ
低姿勢に罵倒と嘲笑
忠実さに白い目と溜め息
「はい、悪いのは私です」
「はい、私は無能です」
理解なんかできないだろう
存在すら知らないだろう
握り締める拳の音さえ
夢にも聞こえないだろう