はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

焼き付いた

日に日に消える映像
同時に
繰り返し浮かぶ場面
どちらも同じものなのに
目が
頭が
胸の奥が
いつまでもそれに包まれている


真っ直ぐ見つめて逸らさない目
絶えず隔てず包み込む微笑
絵のような 芸術のような
過去を消す光


巨大な爆発が込められた一瞬
放心か陶酔か
動かなくなった頭に
もう何も聞こえない


それは
きれいな三日月のように輝いて
僕の現実主義を覆す