はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

依存症

酒を飲んでいるようなもんだ
毎晩、夜明けまで飲んだくれて
朝から昼まで、出社ぎりぎりまで
酒を飲んで現在をぼかす
ろくに目も見えないまま道路を走る
そんなのに似ている


多分こうだ
不安が大きすぎて
やるべきことが多すぎて
時間が足りなくて
訳がわからないまま
やってらんねーや と
思って
投げ捨てる癖


睡眠を削って
食事を欠かして
生活の基盤を壊して
それでも不安に立ち向かわない
その自滅が微かな癒し
ほんの少しの逃げ場所


酔ったまま現実をやり過ごし
眠っているうちに帰宅する
真剣さを捨て切った人生
そんな甘い滅びの毎日
依存症