はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

研磨と発光

普通に考えれば絶望的な場所で
近く生活が破綻しそうなのに
不安もあるにはあるが
なんだか笑える
僕もついに少し頭がおかしくなったかと思えるほどに
強烈な発光体やら
強烈な研磨器やらを
延髄に突っ込んだからだと思う
疲れや失敗に暮れる夜も
時間のなさや手抜かりに追われる一日も
いくらでも吹き飛ばせると気付き始めたから
今もゴリゴリ音がしている
ゴリゴリ光っている


社長が罵る時の顔
同僚らの死んだような空気
そして
目を輝かせて慕ってくるお客たち
笑える
今の攻撃的な捨て身の覚悟と生活
次につながる道筋の見え隠れ
絶望が余裕に思えて
つい笑えてしまう