はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

水のように

遠くの花火が鳴っているような
微かな痛み
水のように
いつも変わることなく流れ続けていたいと
おぼろげに願いながらも
現実から逃避して
逃避で築いた自分の世界に入り込んで
ほんの些細な痛みに胸を衝かれる


水の音が聞こえる
流れていく音が聞こえる
滲んだ破裂音の中で
ひとりの静けさに戸惑うのをやめて
僕も水のように流れよう
水のように流れよう と