2006-01-30 狂気の花 僕には話を聞くことしかできない 泣いている君の声を聞くことしか 憎たらしい奴を殺してやりたくなる夜も 胃に穴が開きそうな瞬間も 君の消え入りそうな声を聞くと 自然に優しい声になる 気が狂いそうになるのを 抑えながら 殺意を噛み殺しながら 優しい言葉をかける 愛しい人よ 僕を気絶させてくれ 次の日僕は出社して 机の前で血を吐きたい