2007-02-24 白く燃える 知らず知らずのうちに転げ落ちて 気が付けば泥に埋もれている 僕は生きる手段をなくしてしまい 吹き付ける風の中で冷え切っていく 消えていく体温と意識の浮遊感 悲しい気持ちさえもう起こらないのに あなたと過ごした長い歳月が 胸の奥できれいな色に染まる 数え切れないほどあなたを傷付けて 何度も何度も泣かせたけれど それでも絶えないあなたの健気な優しさが 白く燃える花を今 咲かせている 昔のことなのに 僕にはそう思えない 目の前にあなたはいないのに 僕にはそう思えない 花が白く燃えている