はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

乾いた空気の中で
ひと握りの砂になれたなら
吹きっさらしの風の中で
流れるように宙に消えたなら


あてもなく
知らない町をさまよう
僕を救う何かに出会えないかと
微かな祈りを持ちながら


燃え尽きた灰のような
この生活が僕の全てなら
手首から流れる血で
僕は自分を湿らそう


誰も知らない僕の熱を
今 しぼり出すことができたなら
歓喜に打ち震える胸を
日々叫ぶことができたなら