はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

続き

魂が抜けたような状態で
上り坂を一歩 また一歩
途中で立ち止まり
そのまま


体や心を壊さないように
限界を超えられるのか
魂が抜けた人間に
限界を超えられるのか
さんざん悩んで何もできず
そのまま


何もできなくなったら
周りに助けを求めるしかない
一人のままで黙っていたら
そこで倒れてしまうから
手元のケーブルをたぐり寄せて
床を叩いて爪を鳴らして
か細い声で呼びかけて


続きがまだあるから
ここは終わりじゃないから
誰かが来てくれるまで
気持ちが前を向くまで
また足が動くまで
床を叩いて爪を鳴らして
続きがまだあるから