2008-03-17 塵を集めて きれいな花束を持って 歩いていく群れと群れ 雑踏は色彩に溢れ 溢れて 夜が来ると消える 小さな部屋に隠れてあなたと生きるよりも 遠いどこかの海に浮かんで 一人漂っている 波に飲まれて 溺れて 流れて 地球の表面に張り付く 全体像をつかめないまま 存在の差を思い知る 宇宙と人は一体だって 誰が言ったのか 惑星のように僕を回転させてくれ 回転して その引力で 塵を集めて固まりになろう 遠いどこかの宙に浮かんで そこで根を伸ばす