2010-02-03 ロバノミミ 時々 そのセキセイインコは 僕の放った感情を感じ取ったかのように振る舞う 僕を見据え、それとなく近付く かと思えば 羽毛のように掴み所もなくふいと飛んで行ってしまう 訳がわからない その行動に法則性が見えない だから僕はまた感情をぶちまける 王様の耳の秘密を地中深くに絶叫した男のように 僕はぶちまける そしてそれがまたセキセイインコに反響する ロバノミミ! ロバノミミ!