はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

ロバノミミ

時々 そのセキセイインコ
僕の放った感情を感じ取ったかのように振る舞う
僕を見据え、それとなく近付く
かと思えば
羽毛のように掴み所もなくふいと飛んで行ってしまう
訳がわからない
その行動に法則性が見えない
だから僕はまた感情をぶちまける
王様の耳の秘密を地中深くに絶叫した男のように
僕はぶちまける
そしてそれがまたセキセイインコに反響する
ロバノミミ!
ロバノミミ!