はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

命を捧げたい

死にたい
俺はただの馬鹿だ
消えちまいたい
俺はただの害だ


そう思っては
自分を苦しめた年月
包丁と肌との距離
記憶と現実との絶望感


終わったのは頭の中だけだ
頭の中での世界が
勝手に終わっただけだ
現実は何の努力もなされずに
だらだら続いている


そのことに気付けずに
俺は諦めすぎていた
昔から何もかもを
見捨てすぎていた
自分自身を見落としていた


残された時間が少ないなら
その少なさと向かい合え
消えていく可能性を
惜しむな そのままぶつかれ
それだけでいい
それでいい
完成なんていらない


俺は命を捧げたい
火のように燃えていたい
火のように
照らしたい人がいる