はらぺこタヌキのらくがき帳

詩を書く練習をしています。

今になってやっとわかった
恋人も所詮
親の存在にはかなわない


恋人がどんなに好きだと言ってくれても
親に「早く死ね」と言われた僕は
自分を好きになれない


親に愛してもらえなかった僕の親たち
僕を愛することができない僕の親たち
そして僕は僕を信じられない


僕は親を殺すことも愛することもできない
僕は人を愛することも信じることもできない
最後は全て拒絶してしまう


自殺したい
でも周りを見れば
僕を愛してくれる恋人と
金しか愛せない親たち
僕は自分を殺すことも生かすこともできない


子供は親を選べない
親も子供を選んではいけない
なのに親は平気で子供を選ぶ


選ばれた子供は
その存在ではなく条件で選ばれたことを知り
包丁を見つめてしまう